image
image image image
image
image image
image
image
image
image
image
image
image
image
image
image
image
image


image image

No.19 (2005年11月発行)



プロジェクトの最新情報をお伝えします

タイで15の学校が集まって絵本創作の合宿を行いました
タイで実施する読書推進活動の一環として、11月3日〜5日の3日間、15校から69人の子どもたちが参加して、絵本と短い物語を創作する合宿を行いました。本の読み手から書き手へ、子どもたちにとってはチャレンジしがいのある取り組みです。日常と違う場所で、多くの友達から刺激を受け、楽しい作品が完成しました。

<各地から集まった子どもたち>
タイ南部のホアヒンで行われた今回の合宿には、これまでにも同様の活動に参加したことのあるピサヌローク県の学校に加えて、ナコンサワン県や遠くナン県からも参加して、より規模の大きなものになりました。

地理的な条件から、こうした集合型の研修に参加する機会が限られているナンやナコンサワンの子どもたちは、慣れたピサヌロークの子どもたちに比べると自己表現も控えめでしたが、そのぶん集中して作業に取り組む姿が印象的でした。また、引率の先生も、限られた機会を有効に活かそうと、熱心に活動の様子をメモしたり質問する姿が見られました。離れた学校同士が交流を持ち、経験を共有する場となりました。

<これまでの読書の経験を活かして>
今回の合宿では2つの活動を行いました。子どもたちがグループでお話とイラストを制作する絵本づくりと、各自A4紙2枚程の短い物語を執筆する小冊子づくりです。どちらも、多様な本を読むことで、ストーリー展開、情景や心情の詳細な描写、文章に加え視覚に訴える効果的な表現などを、経験的に身に付けてきたからこそ可能となった創作活動です。

完成した作品は、一匹のカメが見る夢を描いた子どもらしいアイデアにあふれた童話的な絵本や、自分が初めて学校に行ったときの経験を主人公に託して語った、手法に工夫の見られる短編など、子どもたちの創意に富んだものとなりました。

※この活動は、一部に日本国際協力財団の助成をいただき実施しました

15校から69人の子どもたちが集まりました。 ナン県からやってきた子どもたち。前年にピサヌロークの子どもたちがつくった作品を先生と一緒に興味深そうに読んでいます。 みんなで協力して絵本のイラストをつくります。
コンピュータを用いた作業には、先生たちも注目。熱心にメモして持ち帰る姿も見られました。 作品の推敲を重ねるナコンサワン県から参加した中学3年生の男の子。国が主催したバンコクへの研修に参加して首相に会った経験をつづりました。 最終日、みんなの前で、でき上がった作品の発表です。
 
完成した絵本の1ページ。主人公のカメは夢の中でスターになりました。 合宿終了後、出発前にバスの中で。これから8時間かけてピサヌロークまで帰ります。  


子どもたちが初めてつくるホームページが出来上がります 〜タイ・オンラインプロジェクト〜
8月より始まった「Voice Online」は、子どもたちが発表テーマを決め、リサーチをし、ウェブツールを利用して自分たちのウェブページを作成するプロジェクトです。子どもたちとコンピュータとのつきあいは短く、インターネットに対する知識は十分とは言えませんが、この3ヶ月間で子どもたちはいろいろなことを学んでくれたようです。11月の訪問調査で、活動に参加する3校を訪問し、進捗状況を確認してきました。

<テーマは身近なものから>
プロジェクトの第一段階は、テーマの選択です。何を発表したいのか、子どもたちはグループで話し合い、教師のアドバイスを得ながらテーマを決定しました。「学校とその施設」、「地域のお寺」、「タイのスパイス」など、自分たちの身近な題材を取り上げています。

テーマを決めた後は、放課後などに地域の人々にヒアリングしたり、図書館の本を調べたり、実際に現地を訪問して資料を集めるなどしてリサーチを行いました。インターネットでの情報収集は、どの情報を利用できるのかという判断が子どもたちだけではまだ難しいため、教師がサポートして必要な情報を入手しました。

テキスト作りは、「分かりやすい文章を書くように注意した」などの声が聞かれ、読み手を意識して文章を作成したことがうかがえました。また、文章を視覚的にサポートする写真撮影は子どもたちの一番人気。しっかりと文章に合った写真を撮影していました。

<子どもたちとコンピュータ>
インターネットの接続は、電話回線を利用したダイアルアップです。そのため、データ転送中に電話回線が切断され、作業が思うように進まないという問題がありました。しかし、子どもたちは辛抱強くウェブツールを使い自分たちで作成した文章や写真を少しずつアップロードしました。

8月には恐る恐るコンピュータに触れていた子どもたちですが、今回の訪問では、堂々と操作を行っていました。「コンピュータを、ゲームだけでなくちゃんと目的を持って使うようになった」という先生の言葉は、このプロジェクトの目的を子どもたちが理解してくれたことを表していると感じました。

これまで機会のなかった子どもたちが、今回のプロジェクトを通して、インターネットに親しんでいけることを期待したいと思います。

*Voice Onlineサイトは12月1日に一般公開します。URLはノマドのウェブサイトでお知らせします。お楽しみに。

※国際コミュニケーション基金の助成金と、富士写真フィルム株式会社様、NEC Corporation (Thailand) Ltd.様の機材提供をいただき実施しています



事務局からのお知らせや最近の動きなどをお伝えします

ニュースレター休刊のお知らせ
このたび、当ニュースレターは次回の12月号をもって一時休刊させていただくことになりました。当団体の活動の最新情報をお伝えし、より身近に感じていただこうと2004年5月に開始して以来、毎月700部を超える発行数となりました。読者の皆さまからご感想をいただくことも増え、多くの方にお読みいただいていることに感謝申し上げます。

しかし、情報提供を充実することによって多くの方からご支援を得て、団体の活動を維持していくための財政的な基盤を強化するという目標にはたどりついていないのが現状です。限られたリソースの中で、これまでのような形でニュースレターの発行を続けていくことは難しく、広報のあり方を見直すために、第20号を区切りに一時お休みさせていただくこととなりました。

タイやグルジアで実施してきた活動への当団体の支援は、当初の計画通り今年度をもって1つの区切りを迎えます。現状ではまだ新しい計画が固まっていないため、来年度は、核となる部分に限定した支援やこれまでの事業のフォローアップ、また今後のための話し合いを中心とした活動となる予定です。図書などの基本的な支援は続けていきますので、皆さまのご協力を引き続きお願いいたします。

タイの子どもたちが心待ちにする新しい本を届けるためにご支援ください
タイの図書館活動では、1面でご紹介したような応用的な活動もできるまでになりましたが、これは、子どもたちが楽しんで読める本が身近に得られるようになったことが核となって実現したものです。こうした活動を今後も続けていくためには、子どもたちが触れられる本を引き続き増やしていくことが不可欠ですが、地元の努力だけで行うにはいまだ困難な状況にあります。現地の意欲を継続していくためにも、対象の20校に合計1000冊程度の本の支援を行いたいと考えています。

現地からも強い要望が寄せられています。皆さまからのご支援があって初めて可能となります。どうかご寄付をお願いいたします。また、子どもたちの創作絵本のご購入によってもご支援いただけます。
ヌ http://www.nomad-int.org/picbook.html

グルジア図書館盗難被害 回復にご協力ください

 ニュースレター17号でお知らせしましたように、当団体が支援するグルジアの児童図書館が盗難被害にあい、プロジェクトで購入した物品が盗まれました。この被害を回復し、今年度実施中の読書推進イベントを継続するため、現地と話し合い最大限の努力をしていますが、資金が十分ではありません。イベントを予定通り今年度いっぱい(来年3月まで)実施するためには、日本円で約60,000円不足しています。これまでに皆さまからお寄せいただいたご寄付は21,066円です。12月中旬までご寄付を募集します。皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

◆ ご寄付お振込先◆
郵便振替口座  口座番号:00100-2-14174  
口座名:ノマドインターナショナル
※※ 通信欄に、寄付目的を「タイ図書支援」または「グルジアイベント支援」とご記入ください

「NPOまつり2005」に出展します

 12月3日(土)・4日(日)の10:00〜16:00、東京の代々木公園(野外ステージ周辺)で「NPOまつり2005」が開催され、当団体もブースを出展します。これまでの活動の成果をご紹介するとともに、タイ南部の津波被災地の子どもたちから届いた色鮮やかなカードの展示や、創作絵本の販売、募金などを行います。多くの方のご来場を楽しみにお待ちしております。
(雨天の場合、中止となります)

グルジアのドキュメンタリービデオ上映会のご案内
1993年、国境付近で起きた内戦を止めるため、グルジアの女性たちが起こした行動を追ったドキュメンタリービデオ「白いスカーフ運動:戦いをとめた女性たち」の上映会と講演会が行われます。グルジアで活動する団体として、ノマドにも資料の協力が求められました。グルジア内戦、そこでの勇気ある女性たちの行動を知ることのできる機会です。
日時:12月3日(土)18:15〜20:00
場所:神奈川県民センター2階(横浜駅徒歩5分)
参加費:1,000円
主催:戦いをとめた女性たち実行委員会
資料協力:ノマドインターナショナル
お問い合わせ・申込は主催者(E-mail: angel@zat.att.ne.jp、TEL: 090-8492-0065、担当:国井)までお願いいたします。

image

編集後記

・タイ訪問調査から帰ってきました。合宿での70人近くの子どもたちとの交流や、先生たちとの意見交換など、印象深いものとなりました。(武津)
・寒い毎日が続きますね。暑がりの私も今年はもうコート着用しています。皆様も風邪などひかないようお気を付けください。(伊藤)

image

image image
image
image
image
image