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No.12
(2005年4月発行) |
新年度会員募集中! 〜ノマドインターナショナルの活動を支えてください〜
私たちの活動は市民の皆さまからのご支援で成り立っています。タイやグルジア、ロシアでの活動を安定して続け、子どもたちによりよい教育環境を実現していくために、あなたのご支援を必要としています。ぜひ会員になって、継続的に活動を支えてください。
個人正会員は年会費6,000円(入会金2,000円)です。正会員となられた方には、年2回発行の活動報告書と毎月のニュースレターでプロジェクトの成果
や現地の反響をお伝えするとともに、当団体が主催・参加するイベントなどの情報を随時お知らせします。また、年1回の総会に出席し、当団体の運営に意見を反映させていただくことができます。
入会ご希望の方は事務局までご連絡ください。資料をお送りいたします。また、ホームページからもお申し込みいただけます。
http://www.nomad-int.org/form_participate.html

グルジアの移動図書館を紹介します
ノマドが支援するグルジアのラド・アサティアニ児童図書館では、図書館に本を置き、貸し出すだけでなく、契約を結んだ学校にまとまった図書を貸し出す移動図書館活動を行っています。2月のグルジア訪問の際に訪ねた、移動図書館に参加している学校(第18学校)の様子を中心に、グルジアの移動図書館活動をご紹介します。
<移動図書館とは>
ラド・アサティアニ児童図書館が実施している移動図書館には、現在23校が参加しており、各学校に200〜300冊の図書を1年間貸し出しています。図書の移動は、各学校の担当教師が行い、貸し出し期間は、必要に応じて延長することができます。移動図書館を実施するにあたって、最も大きな問題は、移動図書館用の図書約6000冊が、旧ソ連時代の古い図書ばかりであるということです。昨年の環境改善プロジェクトで購入した新しい図書のうち、現在145冊が移動図書館に利用されており、今後も、学校の要請に応じて増やす予定ですが、依然不足しています。
<移動図書館参加学校の様子>
トビリシ市内にある第18学校は、学校内で読書推進イベントを行うなど、読書普及活動に熱心に取り組んでおり、移動図書館には30年ほど前から参加しています。しかし、資金不足から、学校の図書室は老朽化したまま放置されており、9000冊ある本も旧ソ連時代の古いものばかりで、現在は教材として使うことができません。図書室には本棚だけが並び、読書をするための机・椅子や暖房設備はなく、生徒が利用するに相応しい環境ではありません。
このような状況下、移動図書館への支援が、新しい本に接する機会を作りだす重要な役割を果 たしていることがわかりました。昨年購入した低学年向けの図書が届いたことで、小学生の図書室利用が増加したのです。新しい図書は、図書室の目立つ場所に設置されており、私たちが訪問した際も、5分という短い休み時間の間に、20人近くの小学生が図書室に駆け込み、「あれが欲しい」「これが欲しい」と次々に新しい図書を借りていました。
<移動図書館の役割>
このように、学校の予算が不足するために図書室の環境を整える余裕がなくとも、読書が文化として根づいているグルジアでは、新しい図書があれば、生徒たちは喜んで本を借りに図書室を訪れます。特に学校は子どもたちが毎日来る場所であり、その図書を充実させることは、子どもたちの読書の機会を増やし、関心を高める上で非常に重要です。より多くの本が学校に届き、またさらに多くの学校が移動図書館に参加できるよう、協力を続けていきます。
先生へのインタビューから |
◆第18学校の校長先生が、学校で行っている読書普及活動について話してくれました◆
歴史や文学について、生徒たちが話し合ったり、出版社と協力して、本を展示するなどのイベントを実施しています。学校全体では、年間に6〜7回、各クラスでは毎月イベントを行っています。また、生徒会も活発に活動しており、著名人を招待するなど、生徒たち自身がイベント作りに積極的に参加しています。このほか、生徒たちが、読んだ本に関する新聞も発行しています。
グルジアは、歴史と文化を大切にする国なので、特に歴史や文学を扱ったイベントを行います。そのために、図書室の本を利用しています。
| 先生も生徒も、文学への意識は高く、読書活動には非常に熱心です。それだけに、イベントに必要な図書の充実が強く望まれています。 |
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活動地域の教育事情や社会情勢などをお伝えします
サッカーを通して見たロシア
(当団体の活動に新しく事務局ボランティアとして参加してくださっている三枝洋介さんが、ロシア滞在中に経験した子どもたちとの交流や、その中で考えたロシア社会がかかえる課題についてエッセイを寄せてくださいました)
私がロシアに興味を持ったのは、ソ連時代のトレーニング方法についての一冊の本との出会いがきっかけで、1999年から2004年までの間モスクワのサッカーチームに所属しながら延べ5年間ほど滞在していました。その中で様々な経験をしましたが、楽しい思い出の一つとして子供達とのサッカーがあります。公園やサッカー場では子供も大人も一緒にサッカーを楽しんでいる風景があります。私もよくそこに仲間入りし一緒に楽しみました。たとえ真冬の雪の上でも、大人も子供も関係なく真剣になってボールを奪い合っています。そんな微笑ましいロシア人の姿に和まされてきました。
しかし同時に問題のある姿も見られます。その一つにロシアだけではなく、ヨーロッパ、世界中で問題になっている人種差別
。ネオナチの広がりです。特にスタジアムにおいてはそれが顕著に現れていて、外国人、特にアジアやアフリカの人は行くべきではない場所になっているのが現状です。そこには純粋にチームを応援に来るサポーターもいますが、暴れる事を目的にしたネオナチも多数います。その中には日本でいえば小学生ぐらいの子もいます。詳しい背景はわかりませんが、やはりモスクワの激しい変化から取り残された家庭、または家庭のない子供達なのでしょう。彼らから見れば、外国人が土足で自分の国に入ってきて仕事を奪い、生活を奪っているとさえと感じているのかもしれませんし、そう教えられたのかもしれません。
未だに激しい貧富の差、政府の保障制度、ソ連が崩壊した事によってまねいた教育の混乱。テロへの憎悪と政府への不信感。今はまだ、彼らが違う目標を持って生きる事の出来る状況になるまでには、とても時間がかかるでしょう。もし、しっかりとした教育を受け、そして仕事を得る事が出来るのであれば、違う考えを持つ余裕が出来、少しずつでも変わっていくのかもしれません。
事務局からのお知らせや最近の動きなどをお伝えします
中古のデジタルカメラの寄付をお願いします
2005年度からの新たな取り組みとして、タイでオンラインを用いた読書推進活動を計画しています。子どもたちがテーマを設けて本やインターネットから調べた内容を、オンラインで発表して遠隔地の子どもたちと意見交換するというものです。タイで進行するデジタルデバイドへの対応として、コンピュータやインターネットに触れる機会が少ない農村部の子どもたちに、必要な情報の収集・判断・処理方法や、受け手の立場を考えた情報の効果
的な発信・伝達の方法を学ぶ機会を提供することを目的としています。
このプロジェクトを実施するために、一部に助成金をいただけることになりましたが、当初の計画を実行するには十分ではありません。子どもたちが効果
的な発表を行なうために、文章だけでなく画像も利用できるよう、デジタルカメラを寄付してくださる方を募集しています。お手持ちのデジタルカメラを寄贈してもいいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ事務局までご連絡ください(プロジェクトに参加する3校に1台ずつ送る計画です)。
また、このプロジェクトのためのご寄付も受け付けています。皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
<寄付お振込先>
(次のいずれかへお願いします)
● 郵便振替口座 口座番号:00100-2-14174 口座名:ノマドインターナショナル
● みずほ銀行 渋谷支店 普通3507509 口座名:特定非営利活動法人ノマドインターナショナル
※お名前、ご住所、図書館プロジェクトへの寄付である旨を明記してください。
みずほ銀行にお振込みの場合は、E-mailかFAX、郵便にてお知らせください。
アンケートにご協力ください!
ニュースレターで当団体の活動をお知らせするようになって1年が経ちますが、どのように感じられたでしょうか。読者の皆さまのご意見をお聞きして、今後の紙面
づくりに活かしてきたいと思います。ぜひアンケートにご協力ください。アンケートは5月15日まで、ホームページ上で実施しています。
http://nomad-int.org/questionnaire/form.html
タイ図書館プロジェクト寄付のご報告
昨年11月から『タイの子どもたちへ1000冊の本を送ろう』としてタイ図書館プロジェクトへのご寄付をお願いしてまいりました。2005年3月末までに、タイの子どもの創作絵本ご購入も含めて、104,796円のご寄付をいただき、純益をプロジェクトのために使わせていただきました。ご協力に感謝申し上げます。寄付者の皆さまには追ってご報告の小冊子をお送りします。

編集後記
・ニュースレター12号目が発行できました。毎月、活動を再確認する機会にもなっています。皆様のご意見をぜひお聞かせください。
(武津)
・あっという間に新年度となりました。グルジアでは新たにプロジェクトが開始されます。今後ご紹介していきます。お楽しみに。(田島)
・そろそろGWですね。お休みの間、お時間がありましたら是非ニュースレターのアンケート調査にご協力ください。(伊藤)
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